蟻地獄

Twitterに書ききれない長めの文とか書くよ

ブロックチェーンはセカンドライフに似ている

あらかじめ言っておくと、これはビットコインってリンデンドルみたいなものでしょとかいう話ではありません。セカンドライフもブロックチェーンもある程度知った上での感想です。

セカンドライフというと、「戦闘が無いMMORPG」とか「広告だらけで中身スカスカ」というイメージが強いと思いますが、セカンドライフを現在の言葉で説明すると、「プレイヤーがMODを自由にアップロードできるサンドボックスタイプのMMO」というのが近いかと思います。

マインクラフトをMMO化したいというのは誰でも一度は思い付く妄想だと思いますが、それに近いものが既にセカンドライフで実現されていました。しかもプレイヤーはMODを自由にアップロードでき、それがサーバに即座に反映されて他人にも影響するというとんでもない仕様です。

こんなすごいものが突然出てきたので、当時セカンドライフを見た人は「第二のインターネットだ」と言って持て囃し、大企業も次々にセカンドライフ内に"支店"を作りました。学術的な研究も盛んに行われ、セカンドライフは世界を変えるかのように思われました。

しかし、セカンドライフは世界を変えませんでした。非常に面白い技術だし、実際に今まで成し遂げることができなかったことを実現しているのですが、所詮は「サンドボックスタイプのMMO」でしかなかったからです。第二のインターネットとなるためにはあまりにも多くのものが欠けていました。

これって最近のブロックチェーンの流行り方にそっくりじゃありませんか?ブロックチェーン界隈の皆様におかれましては、ぜひセカンドライフに学び第二のインターネットとなるよう頑張っていただきたく思います。

ちなみに散々アバターがバタ臭いと言われたセカンドライフですが、最近は日本人受けする容姿もデフォルトで選べるようです。これを機にプレイしてみてはいかがでしょうか?

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以上、セカンドライフステマでした:)